科目名
(英訳)
結晶欠陥
Defects in Crystals
標準履修年次 3 単位数 1.5
科目番号 開設曜時限 実施学期 担当教官名 研究室 電話
FF46121 (物性工学)月3秋学期木塚徳志F6144993

授業概要

実在する結晶の中には点欠陥や線欠陥、粒界・界面などの格子欠陥が必ず含まれている。結晶材料の物性はこうした欠陥の種類や量によって様々に変化する。従って、結晶材料の特性は結晶欠陥によって制御されていると言っても過言ではない。金属・合金のみならずセラミックス、半導体等の材料科学に対する必須知識となっている結晶中の欠陥の性質や振る舞いを理解し、材料設計の基礎を学ぶ。

授業内容

1.点欠陥
  種類、形成エネルギー、点欠陥と物性、検出・評価手段
2.転位論
  転位の定義と種類、バーガースベクトル、完全転位、部分転位、積層欠陥
3.結晶粒界と結晶界面
  小傾角粒界、対応粒界、双晶、異相界面、界面エネルギー、逆位相境界
4.点欠陥の生成と成長
  熱平衡濃度、イオン照射損傷、電子照射損傷、2次欠陥形成

成績評価規準

上記の授業内容基礎事項に対する理解を合格基準とし,応用的な考察力の習得度合に応じて評価する.この評価は原則として筆記試験による。

試験日程予定

期末試験期間中を予定(通知、掲示に注意)。

教科書

参考書
(1) 金属組織学序論、阿部秀夫著、コロナ社
(2) 転位論入門、鈴木秀次著、アグネ
(3) 固体物理学入門上下、C. Kittel著、丸善
(4) 格子欠陥、藤田英一著、朝倉書店

学習上の注意

本科目の内容は,結晶学,熱力学,統計力学,粒子線工学など多岐にわたる科目の内容に関連している.こうした科目を十分に復習してから,本科目を履修すること.

履修上の注意

関数電卓を用意すること.