Vol.1 小宮山 陽子
応用理工学類卒業
数理物質科学研究科修了
アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社

私は高校生の時に、新しい化学物質を作り出す触媒というものがあることを知り、化学や材料に関連する分野に興味を持つようになりました。進学先を考える中で、環境にやさしい触媒の研究や、新しい材料を開発する研究が応用理工学類で行われていることを知りました。また、高校生の時には将来進む道を決めることはできていなかったため、幅広く学んでいく中で自分の専門を決めていくことができる応用理工学類は、自分に合っていると感じました。
入学して間もない頃は定期テストの度に大変な思いをしましたが、必死に勉強していたことも今となっては良い思い出です。応用理工学類では、数学をベースに物理、化学、生物などの幅広い分野を学びました。今は企業で知財業務をしているのですが、日々新たに開発される技術は、物理、化学、生物のどれかに分類することができないような境界領域の中で生まれてきます。幅広い基礎知識を持っていることは、複合的な技術を理解し、様々な専門家と話をするための大きな助けとなっています。
筑波大学には、体育や芸術など幅広い学類があり、色々な人と出会えるのも魅力の一つです。筑波大学では全学を上げてスポーツをするスポーツデーという企画があり、その実行委員として運営に携わりました。仲間と運営してく難しさと楽しさを知り、多くのことを学ぶことができました。このように、勉強だけでなく様々な経験ができるのも筑波大学の良い所だと思います。
進学先を考えている皆さん、是非一度キャンパスに足を運んでみてはいかがでしょうか。緑に囲まれた広いキャンパスに足を踏み入れ、サマースクールなどで大学の研究に触れてみると、応用理工学類の魅力を知ることができると思います。