応用理工学類では、自然科学の成果を社会に還元して最先端科学技術を先導的に切り開くことのできる人材の育成を目指しています。今の最先端科学技術は、理学的領域と技術(工学)的領域が車の両輪のように並行して発展しているのが特徴です。そのため、このような分野で創造的成果を生み出すためには、自然科学の原理・原則に立ち返り、それらを十分に理解したうえで技術に応用できる、理学と工学の両方の視点を有することが不可欠です。しかも、最近の先端技術は、従来までの物理分野や化学分野に留まらず、生物分野まで含めた非常に広い範囲で分野横断的に発展しています。
本学類では、自然科学(数学、物理学、化学、生物学)を広く学んで物事の本質を見抜く力を身に付けたうえで、学際的に発展している先端技術領域に入っていくための(大学院まで含めた連続的な)教育カリキュラムを用意しています。本学類では2年間の基礎共通科目の勉強を経て、3年生から4主専攻分野に分かれてより専門的な内容を学習します。従って、大学教育を受けながら十分に時間をかけて専門分野を選ぶことも出来ます。卒業生の約9割は大学院修士課程に進学し、修了後企業へ就職、或いは博士課程に進学して大学や公的機関、企業の研究者になります。また、学類を卒業してすぐに企業に就職して社会の第一線で活躍している方々もいます。
このように、応用理工学類は現場の技術者から先端の研究者まで自分にあった道を選択でき、皆さんの夢と希望に応えられる学類であると自負しています。
理工学群 応用理工学類長
小林 伸彦